それでは、実際の質疑の内容に入っていきます。まず、具体的な項目に入る前に「ポイント」から説明していきます。

■質疑応答での注意点1

新卒採用でのポイントと似ている部分もありますが、新卒採用とは「求める人物像」が違いますので採用担当者が注目するポイントも自ずと変わってきます。言い換えるとあなたの「年齢」や「キャリア」、そして「企業が今回求めている人物像」によって注目ポインとが違います。今回はある程度共通して企業が見るポイントを中心にご説明していきます。

・質問の意図を理解しているか

当たりまえですが大事なポイントです。特に「成功体験を教えて下さい」や「あなたが今までしてきた業務内容を教えて下さい」など、比較的自由に話ができる時は要注意です。例えばその成功体験の話から「自分の希望する職種は・・・」と話しが変わってしまったり、「今までしてきた業務内容」の話から「・・・という経験があるので私の強みは・・」というように、別の議論になっていたりするケースが少なくありません。相手が聞きたい事を理解し、的外れな回答にならないよう、「質問」にだけ答えましょう。

・曖昧な言い方をしない

「多分」や「恐らく」を多用したり、「〇〇だと思います」など、意見や意志を曖昧にしたりしないようにしましょう。例えば「いつ頃会社を退社し、弊社に入社出来そうですか?」などの質問は「○○なので、恐らく2か月程度かかると思います。」などの曖昧な表現は問題ありません。

しかし、自分の意志を語る時、例えば成功体験を話す際に「○○という成功体験から私は〇〇という事を学んだと思います」ではなく、「○○という事を学びました」という表現にしましょう。

これは小さい事のようですが大事な事です。聞いている相手側からすると、あなたが「思った」事ではなく「事実」を知りたいのです。「○○と言う事を学んだと思います」では、結局学べているのか?次に活かせているのか?何故自信を持って言い切れないのか?という余計な感情が入ってしまいますので、意志や事実ははっきりとした口調で話すよう心がけましょう。

・やる気が伝えられるか

「今更何を・・・」と思われる方もいらっしゃると思いますが、これも大事な事です。特に、一つの会社に何年もいる方は注意してください。別の章でも言いましたが、服装や会社の雰囲気やマナーは会社毎に全然違います。年数が経ってくると取引先も自ずと固定されてきますので、悪い意味で「慣れ」が生じます。

勿論37歳のマネージャー候補の方に「大声ではっきりと話しましょう」というワケではありません。そこに意欲があれば良いのです。「何をしたいか?」「何を実現したいか?」「何故そうしたいか?」という気持ちをキチンと語りましょう。時には自分より年下の面接官もいると思います。その時に自分の部下に諭すような話し方ではなく、自分がその企業に入って何をしたいか?を明確に伝えましょう。

口調を熱くする必要はありませんが、内容はキチンと相手に伝わるような表現をしましょう。相手は「あなたがどんな人か?」は知りません。今の会社であれば、「あなたがどんな方か?」を知っている方がほとんどですので、100の話を70話せば伝わる時はあります。しかし、面接の時にはそうは行きません。100の話は120伝える気持ちで表現や言葉に注意して「伝える」ことを意識しましょう。

■まとめ

今回の話で一番のポイントは「論点」です。質問の意図を汲み取らずに話が脱線していくのは避けましょう。特に、今まで「軸」を中心に色々な事をまとめてきました。そのまとめた内容を早く相手に伝えたくて、質問以上の回答をしてしまう事も多いので、落ち着いて少しずつ伝えていきましょう。