前章から引き続き「面接に臨む前に」をお話し致します。

■面接前のシミュレーション

面接前には必ずシミュレーションを行いましょう。新卒時の、就職活動の面接対策などで実施した方もいらっしゃると思いますが、改めてビジネスマナーを思い出しておきましょう。「もう社会人になって10年経つから大丈夫」と油断していませんか?ビジネスマナーは会社によって違います。スーツの服装もそうですが、「緩い」会社であればあるほど、スタンダードなマナーとは少しずつ違ってきてしますのです。社会人経験が長いほど、会社独自のルールが染みついている可能性があるので注意しましょう。

次項から具体的項目をご説明します。

■基礎的なビジネスマナーについて

1.受付

冬であればコートやマフラーを取っておきましょう。上着のボタンも留めて、受付の方に挨拶をしましょう。「本日、中途採用の面接で参りました○○と申します」のようにキチンと来た目的と名前を言いましょう。

2.入室

軽くドアをノックして、相手側からの返答があったら「失礼します」と一言発し入室します。閉める時には後ろ手ではなく扉の方を向きなおしドアをゆっくり閉めます。面接官と目を合わせ一礼し、「本日は宜しくお願い致します。」と挨拶を交わします。その後に面接官が「お掛け下さい」などのように促した後に席に座ります。

最初に部屋に通されて面接官を待つパターンの時には、面接官が入ってきたら必ず立ち上がり「本日は宜しくお願い致します。」と挨拶を交わしましょう。鞄やコートも机の上ではなく、下に置くか、自分の並びにある椅子に置きましょう。

3.導入時の注意点

企業や面接官にもよりますが、最初に自己紹介を促すか、アイスブレイク代わりに世間話をする面接官がいます。そこで口調や姿勢が砕けた形にならないように注意しましょう。キチンとアイコンタクトを取り、はっきりとした口調で話す事を心がけましょう。

4.中盤~終盤

導入が終わったら「志望動機」や「現在の会社の話」のような中核部分に移ります。今まで「なりたい自分」を言語化して、ある程度の質問への返答は考えてきたと思います。

ここで気を付けなければいけない事は「メモ」についてです。

メモを取る事自体は悪い事ではありません。むしろ好感をもたれるケースもあります。ただ、例えば相手の質問をメモして、「話をしていくうちに回答がブレないようにする」などの目的のため、やたらとメモを取ることはお勧めしません。相手からすると「今のをメモする意味はあるのかな?仕事でも相手先に疑問を抱かれそうだな」と思われてしまいます。

例えば「今回募集している職種は具体的には○○といったような仕事をする」や「一日のタイムスケジュールは〇〇時に出社して、〇件取引先を周り・・・」など、今後あなたがこの企業に入社するかを決める時に「あの会社の業務内容って具体的に何だったかな?」などと思い出すためにメモを取る事は構わないです。

5.退出時

面接の終わりは面接官が決めます。大体1時間程度が通常で「はい、分かりました。ありがとうございます。では結果は〇日以内にお伝えいたします。」のような形で終わります。終わった後は「ありがとうございました。ご連絡お待ちしています。」と言い、速やかに退室しましょう。大体が「最後に質問はありますか?」の返答の後に終わりになりますが、「しまった!聞き忘れた事があった」と思ったとしても、既に面接終了の話が合った後に質問するのは、なるべく避けましょう。絶対に聞いておきたい項目であれば仕方ないですが、相手には「もう終わったのに・・」というように悪い印象を与えかねません。

6.退社時

速やかに退室した後には受付の方にもキチンと挨拶をしましょう。エレベーターに乗った際は「ありがとうございます。」と再度お礼を言い、扉が閉まるまでお辞儀をしましょう。