前項に引き続き、具体的な質問についてポイントをご説明いたします。

■転職理由について

転職理由についてのポイントは「ポジティブさ」をアピールする事です。勿論嘘をつくワケではありません。転職理由には「〇〇がしたい」というポジティブな理由だけでなく、「今の会社の○○が不満」というネガティブな点もあるでしょう。しかし、わざわざネガティブな理由を言う必要はないので、ポジティブな理由を整理しましょう。

ここで大事な事は、再三申し上げている「軸(なりたい自分)」に繋げる事です。転職理由のポジティブな理由は「なりたい自分は○○である。だから御社で○○のような仕事(若しくは風土)をすることによって、なりたい自分へ繋がるために転職をしたい」というイメージです。

■転職理由 具体例

ここで具体例を挙げてきます。例えば自分の軸が「自分の生まれ育った地域に貢献する事が出来る人物」であり、面接をしている企業が地元信用金庫であったと仮定します。

「私は『自分の生まれ育った地域に貢献する事が出来る人物』になりたいと考えています。御社独自の理念であります『全ての軸は地域のお客様』という、お客様の中でも『地域』に特化した方針の中で仕事をする事で、なりたい自分が実現できると思ったので御社への入社を希望します。」のように、自分の軸と志望している会社の理念や社風、業務内容に繋げる事が大事です。

前章と同じ注意点ですが、「語りすぎない事」に気を付けましょう。相手の反応次第では、そこから「希望する職種」などの話をしても良いですが、次項のように、その質問は別で用意されている事が多いです。

■職種の希望

こちらも前項に引き続き、「軸」と「志望する会社の理念や風土」に繋げましょう。大抵は転職理由の後に聞かれるので、その転職理由の繋がりで話をするのが良いでしょう。

例えば(前項の続きという前提です)「先ほどの転職理由で申し上げたように『自分の生まれ育った地域に貢献する事が出来る人物』を私は目指しています。従って、御社に入社したら『個人営業』の職種を希望します。まずは個人の方々に寄り添い、何を求めているのかを把握し、その後に地元の法人の方々と一緒に仕事をしたいと考えています。法人の方々と仕事をすることで、金額的に大きな影響を地元の企業に与え、その先にいる地元の方々に自分を介して良い影響が与えられる仕事をしたいからです。」のようなイメージです。

■注意点

注意点は、企業の研究をしっかりとしておく事です。ホームページや求人情報を良く調べておかないと、「そもそも今回募集をしているのは法人営業ですが・・・」や「弊社は個人に対しての営業は別のグループ会社で実施しているので、個人営業部隊はないですが・・」というようなミスマッチになりかねません。

当然、「なりたい自分(軸)」と繋げているので、その軸を曲げる事は出来ません。つまり、自分の根幹である「軸」と繋げた分、その後の修正は不可能に近いです。業界のイメージだけで職種を決めるではなく、キチンと調べた上で面接に臨みましょう。

特に転職活動は一社に絞ることは少なく、同じ業界で複数の会社を志望することが多いです。つまり、やっている事は似たような会社が多いので、細かい職種面では色々と情報が錯綜するケースもあります。面接に行く前にもう一度企業のホームページや求人を見ておくようにしましょう。

■まとめ

いよいよ「自分の軸」と繋げる段階まで来ました。上記では、なりたい自分を「自分の生まれ育った地域に貢献する事が出来る人物であり・・・」と簡単に説明していますが、当然「何故そう思ったのか?」という質問も考えられます。別の章でも申し上げますし、今までも再三申し上げましたが、その軸は今までの経験に繋げて話をしましょう。

最初に「軸」の話を相手に伝えられたら非常に良い流れです。何故なら、そこから全ての質問に対しての回答は、軸に繋がる回答になるので、相手も理解しやすいからです。